職場の母
職場でとても頼りにしている人がいる。
同期なのだが社会経験豊富な主婦の方だ。
仮にPさんとしよう。
Pさんは自分の意見をはっきり言う人で、仕事の容量もよく、僕がした業務のチェックと仕上げも担当している。
僕はポンコツなのでわからないことも少なくなければ、凡ミスも多いのでお世話になりっぱなし。やれやれという顔をしながら怒ることなく指摘してくれてとてもありがたい存在である。
先日、某案件を急ぎで郵送しようと思い郵便局に向かおうとしたら、Pさんから「お金持ったの?大丈夫?」と心配され、他の先輩からはなんだかお母さんみたいだねと言われる始末。「そうね。二人目の息子を持った気分」というPさん。
一人前になれない自分を恥ずかしく思いつつ、なんだか微笑ましいなと思ったのであった。